裏面に接着剤が付着した真空蒸着した巻き取り式の熱転写箔を、ワーク(被印刷物)と熱盤の間に置き、熱盤に取り付けた凸版でワーク(被印刷物)に熱と圧力を加え、接着剤を版からの熱で活性化させ箔を転写させます。
接着剤の種類を変える事により、紙、皮、プラスチックなど、色々な素材に対応 箔押しでの転写は、他の印刷と一線を画し、光沢があり、 特に金、銀の光沢は、豪華で存在感があります。
箔押しと同様の要領で、箔を使わずに押す事で、表面に凹のみが得られます。 これを素押し・空押し(型押し)などと呼びます。
◯腐食版(金属を薬品で腐食させて製版)
亜鉛版、マグネシウム版、銅版等
一般的な箔押しの版として普及、彫刻版に比べると少々耐久性に劣りますが、版の彫りの深さが彫刻版よりも浅いので、コストは彫刻版よりも抑えられ、作成時間も短くすみます。
◯彫刻版(厚い真鍮を職人の手によって手作業で彫刻して仕上げ製版)
真鍮版
腐食版に比べ、より深く垂直に近い角度まで彫り込まれます。
柔らかくて厚い物を押すのに適し手作業で彫刻されるので、
同じ大きさの物でも、ワーク(被印刷物)の文字数、絵柄の細かさなどにより金額は変わってきます。
腐食版よりも金額的には高価となり作成時間も腐食版よりもかかります。
◯型版(金属で型を作りラバーを注入し製版)
ラバー版
刻印では箔押不可能な硬い素材などに対しての箔押に使用します。